前回の答え

 

引きこもりの母親と女子高校生の娘の共同生活で起きた母親の奇妙な失踪のお話の答え。

 

母親は鬱でした。そしてそのうち娘の作ったご飯も食べなくなりました。ある日、娘がドアを開けて部屋に入ると母親が消えていました。

 

と、娘は考えました。けど急に消えたわけじゃなくって。時間をかけてゆっくりと消えていった。どこに行ったかは、つまり天国にいったもしくは死んだがその答え。

 

あまりにも酷い結論なので直接は言いたくありませんが。娘は母親がご飯を食べなくなってから数ヶ月母親と一緒にいました。人は数ヶ月も飲まず食わずで生きていられるでしょうか? 娘は数ヶ月母親の死体を母親と思い込んで暮らしていたのです。母親と呼べないくらい腐敗したものと。骨は蒸発はしませんから娘がゴミとして捨てたのでしょう。娘はかなり異常ですよね。娘は母親が失踪したと今でも考えています。今でも母親を探しています。でも頭のどこかでは分かってるのかもしれません。認めたくない状況を。現実を受け入れたくないのです。